知立の“いま”、知っていますか?
2020年に、市制50周年を迎える知立市。知立駅の高架事業や駅周辺の再開発など、大きな変化も訪れています。
「駅周辺はお店が増えるのかな」「税金が上がるのかな?」「市民サービスはどうなっていく?」などなど、期待と不安が入り混じる市民も多いでしょう。
とはいえ、「知立市の現状」にしっかりと目を向け、何が必要なのか・何をすべきなのかを知る人は多くありません。今回は、そんな知立市の“いま”を、このブログを通してご紹介します。
知立市の今と財政状況
・面積:16.31㎢
・総人口: 72,014(平成30年2月1日現在)
画像:知立市ホームページより引用
2018年度当初予算案と財政状況
・一般会計237億5,000万円…高架化とともに、駅周辺で土地区画整備を進めており、総額は28億8,000万円と前年度より4億6,000万円の増額
・負担のピークはまだ2年ほど続く見込み。
・社会保障費や人件費などが財源に占める割合を示す、「経常収支比率」(国の示す安全度は80~85、低い方が良い)は94.1%(平成28年度。平成27年度は90.1%)と高く、自由に使える財源は少なくなっている。
※参考:平成28年度の安城市の経常収支比率は77.7%、刈谷市は74.8%
…と言われても、なかなかピンとこないですよね。
家庭のお財布に例えてみると、このようになります。
10万円の収入があるとして…
平成27年度は90,100円の支出
平成28年度は94,100円の支出
つまり、ゆとりもなければ、貯金もできない状況なのです。さらに平成29年10月には、消費税が8%から10%に上がる予定です。
・子育て日本一
・少人数学級の拡大
・中学卒業までの医療費無料化
・福祉、環境、防災対策の充実
・ミニバス拡充
これは、いろんな方が掲げている政策であり、市民のみなさんが望んでいることです。
もちろん、大事なことですよね。誰だって、住み慣れたまちで、心地よく過ごしたい。
ただ、この財政状況で、これらは果たして実現可能なのでしょうか?
知立を“稼げるまち”に
では一体、どうすればいいのでしょうか? 「知立をもっとよくする会」が支持している、久世やすお氏の主張はこうです。
大事なのは、知立を稼げるまちにすること
そのために、知立駅の高架下を有効利用しようと主張しています。高架下が、だだっ広い駐輪場だったら? 確かに駐輪場も必要ですが、なんだかもったいないですよね。
駅高架下の有効利用事例
高架下を有効利用して、まちににぎわいが生まれた事例を紹介します。
池上線五反田高架下
こちらは、東急池上線五反田駅から大崎広小路駅にわたる「池上線五反田高架下」。コンセプトは以下のとおりです。
・20~40代なかばの高感度な男女をターゲット、五反田・大崎エリアのニューファミリー(働き世代とその家族)をサブターゲットに。
・テーマは「自転車」…自転車通勤者が増えているという周辺の立地を生かしたサイクルショップ店が中心。洋服や雑貨、野菜も販売。自転車に乗る人を意識した店づくりになっており、ゆったりとくつろげるカフェスペースがある。さらに自転車の修理スペースの奥にはコインランドリーも設置されている。=地元の主婦や駅に自転車で向かう共働き世代のため、普段の暮らしに便利な店が揃う
・会社帰りの集客を狙った、ぜいたくなグルメが味わえる
中目黒駅高架下
画像:中目黒駅高架下公式HPより引用
こちらは、「中目黒高架下」。中目黒から祐天寺方面へ約700mにおよぶ高架下を、個性あふれる店舗がシェアする、新しい商店街として話題のスポットです。
・コンセプトは「シェア」…人々が集まって時間や空間を共有、“中目黒らしいまちの楽しみ方”ができる商店街として、新たなカルチャー発信地へ
・東急電鉄による、中目黒駅周辺の高架下空間を約700mに渡って線状に開発するプロジェクトによって誕生した施設。店舗、事務所など全28店舗が出店
・カレー専門店「井上チンパンジー」などの新業態14店舗、書籍販売を中心にカフェを併設する「中目黒 蔦屋書店」、マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)のカジュアルライン、MHL(エムエイチエル)、九州で人気のうどん居酒屋「二○加屋長介(ニワカヤチョウスケ)」など、幅広いジャンルから個性豊かな店舗が揃う
知立駅の高架下を、こうしたい!
画像:知立市公式HPより引用
知立駅は、名鉄名古屋本線と三河線の交差する大きな駅。2016年の1日の平均乗降客数は、 32,344人です。
知立市民はもちろんのこと、市外の方も知立駅を利用されています。その方や、乗り換えで知立駅を利用する方たちに、知立駅で“わざわざ”降りてもらうため、魅力ある駅周辺をつくっていくことが必要です。
高架下であれば、通常よりも出店料が安くなり、資金の豊富な大型チェーン店でなくとも出店が可能です。知立駅の高架下に、個性豊かなお店が揃えば、どうでしょうか? きっと、まちににぎわいが生まれ、新たなコミュニティ空間が誕生し、生活価値が向上するでしょう。
駐輪場に関しては、こんなに最新鋭でエコなものもあるんですよ。
▼耐震地下駐輪場『エコサイクル』
まだまだ課題は山積み!
知立市には、数多くの課題があります。観光行政の見直し、昭和地区の再整備、夜間保育の民間委託。
いま、大きく変わろうとしている知立市。この大きなチャンスを活かして、知立を“もっと”よくするためには、新しい風が必要です。
知立をもっとよくする会は、新しい発想力と行動力を持つ、久世やすお氏を応援しています。
0コメント